ボクシングの「◯年に一人の逸材」
どうもこんにちは。阿加井秀樹です。
スポーツの世界で定番とされている言い回しをみなさんはご存知でしょうか。
競技に詳しくない視聴者や読者に選手の特徴を伝えるという点でも活躍する言い回しがあります。
野球のドラフト前に紙面に踊る『大学野球ナンバーワン』や『○○のイチロー』などはまさにそれに当たります。
他にも最近は女子プロ野球が地方開催試合に「シンデレラシリーズ」と名付けるなど、選手以外にキャッチフレーズが付く例もあります。
数多く言い回しが存在しますが、一番聞いたことがあるのは、「◯年に一人の逸材」というフレーズではないでしょうか。
ボクシングの世界でもそのように言われてきた選手がいます。
最近では、ボクシングの井上尚弥を「1万5000年に一人の逸材」と評した大橋会長の言葉が話題になりました。
そもそも1万5000年前って…あまりに極端なこのフレーズですが、ボクシングライターの善理俊哉氏によると、「これはボクシング界のお約束フレーズ」のようです。
かつて具志堅用高が登場したときに、協栄ジムの金平会長が『100年に一人』と豪語しました。
これに対抗してヨネクラボクシングジムの米倉会長が大橋秀行を『150年に一人』と呼びました。
以来、優れた選手にはこうした呼び名がつけられるのがお決まりになったのです。
井上選手のそれもその流れのひとつのようですね。
ではまた。
阿加井秀樹
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