ボクシングのヘッドギア

どうもこんにちは。阿加井秀樹です。

ガバナンスに問題があるということで、東京オリンピックにボクシングが実施競技にならないかもしれないと話題になる昨今、個人的に東京オリンピックでボクシングが実施競技になった場合、今回はヘッドギアはなしになるだろうかと気になっています。

オリンピックでのボクシングというと、アマチュアボクシングらしくヘッドギアがつきものだったのですが、2016年のリオデジャネイロオリンピックからヘッドギアをつけていないのです。

ヘッドギアがなしとなったのは、ヘッドギアをつけていた方が脳震盪を起こしやすいというのが理由です。もともとヘッドギアのスポンジは、脳震盪を起こすほどの強いパンチの威力を殺すことはできないというのはボクサーの間で言われていたことであり、さらに逆に脳震盪を起こしやすいといったAIBAの見解により廃止されたことにより、オデジャネイロオリンピックでのボクシングの試合を見た人はプロの試合のようだと思ったのではないでしょうか。

しかしながらヘッドギアが脳震盪を起こしやすくするといったデータはまだ十分ではなく、研究も行われている最中で、ヘッドギアをしていると本当に脳震盪を起こしやすいのかははっきり因果関係が判明していない状態です。

ただしAIBAの見解によるとヘッドギアがあることでボクサーは保護されているという意識のため、よりリスクの高いことをしたがる傾向があるといいます。

ヘッドギアの有無はどちらが適切なのかは今後の研究結果によるようですから東京オリンピックでボクシングが実施競技となったときは、その点もチェックしたいですね。

ではまた。　

阿加井秀樹