プロボクシング界の現状はプロモーターに有利
どうもこんにちは。阿加井秀樹です。
現在ボクシングのチャンピオンは、WBA、WBC、IBF、WBOという4団体に17階級の68人がいる状態です。その上防衛回数の多いチャンピオンをスーパー王者といって格付けなどを行っています。そうした新人とベテランの格付けが行われるのも、同じ階級にチャンピオンが複数いるといった事態になっているためでしょう。
この事態はプロモーターにとってはお客を集めるためにも、スポンサーを確保するためにもビジネス的にメリットの多いことといえます。チャンピオンが多ければ、それだけタイトルマッチが多く行われるようなります。
また団体や階級の多さに比べて、現在ボクシングはタイトルマッチ以外にラテンアメリカ王座や北中米王座、アジア・パシフィック王座にインターナショナル王座、ユース王座といったタイトルも認定しています。地方で行われるタイトル試合はタイトルマッチに比べて安いとはいえ認定料が発生するため、これもプロモーターに美味しいところです。
プロボクシング界の現状はプロモーターに有利になるように、このような状態になっているともいってよいのです。
しかし、同じ階級に何人もチャンピオンがいるようなファンが混乱する事態は良い事態とはいえず、ファンの中にはこうした状況をよく思っていない人も少なくないようです。
そのためWBAでは最近、チャンピオン削減の施策を行い始めたと聞きます。効果のほどはまだわかりませんが、施策に期待したいところです。
ではまた。
阿加井秀樹
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