阿加井秀樹が紹介する日本のレジェンドボクサー②
みなさんこんにちは。
阿加井秀樹です。
前回に続き日本のジムから輩出された歴代王者についてご紹介していきます。
3人目の王者となった方は海老原博幸さんです。
フライ級の王者となっており防衛回数は0となっています。
1940年生まれなので現役時代にはWBAとWBCのフライ級王者として認定されています。
日本でも有名な協栄ボクシングジム所属です。
実は前回紹介したファイティング原田とも親交があり同期でライバル関係だったそうです。
海老原さんは通称カミソリ・パンチとしても名を馳せていました。
ほか団体の世界王者からもあまりの実力の高さから対戦を拒まれたこともあるそうです。
試合中に拳を骨折しながら試合終了まで耐える事もしばしばであり、海老原を含む多くの世界王者を育てた名トレーナーエディ・タウンゼントも後に「一番ガッツがあったのは海老原だった。海老原は本当の男だ」と語っているほどです。
試合中に骨折するほどのパンチ力は食らうのを想像するだけで悶絶しそうですね。
4人目の世界王者となったのは藤猛さんです。
WBAとWBCの世界スーパーライト級の世界王者です。
藤猛さんは国籍がアメリカでハワイにて日系3世として生まれました。
大学卒業後海兵隊員として日本の米軍基地に配属されていました。
除隊後にリキボクシングジムに所属してキャリアをスタートしていきます。
はじめの一歩でも有名になった技でデンプシーロールの使い手で荒々しいファイトスタイルだったそうです。
また国籍がアメリカなので当然日本語は話すことが出来ませんでしたが世界王者獲得時にインタビューで片言の日本語で「オカヤマのオアバアチャン、見てる?ヤマトダマシイ」と絶叫し、日本人の心を打ったそうです。
それぞれのボクサーにとても魅力があるのでまた深堀していきたいと思います。
それではまた。阿加井秀樹
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