阿加井秀樹が解説するIBFとは
みなさんこんにちは。
阿加井秀樹です。
前回井上尚弥選手とマイケル・ダスマリナス選手の戦いをフィーチャーしましたが今回はマイケル・ダスマリナスが所属する団体IBFとはいったいどういう団体なのか解説していきたいと思います。
IBFはInternational Boxing Federation:国際ボクシング連盟という団体です。
設立の経緯として、母体はWBAの傘下になります。
が1983年にWBA会長選に立候補した黒人のロバート・リーが僅差で敗れた際にドン・キングといった大物のプロモーターの支持を経てWBAから独立して今のIBFとなりました。
また、IBFの躍進のきっかけとなったのも同年のWBCヘビー級チャンピオンのラリー・ホームズが新設のIBFに乗り換えたことも大きな要因と言えるでしょう。
初代会長はWBA会長選に敗れたロバート・リーがそのまま就任し、2代会長はヒアワサ・ナイト、3代会長はマリアン・モハマドを経て4代会長のダーリル・ピープルズが就任しています。
IBFのチャンピオンベルトは男女でカラーが異なっており、男子用のベルトは赤、女子用は水色となっています。
IBF認定試合におけるルールに特徴があり、フリーノックダウン制1ラウンド中のノックダウン数に関わらず、
レフェリーが続行不能と判断した時点で試合終了やノックダウンした選手はゴングに救われない(ダウンのカウント中に3分を経過してもカウント続行。当然、10カウント以内に立ち上がって試合続行に応じられない場合はノックアウトが成立する)などあります。
ほかにもラウンドごと、優勢な方に10点満点をつけるテン・ポイント・マスト・システムが採用されており、もう一方には比例して少ない点をつけます。
優劣がない場合は双方に10点をつけるそうです。
それぞれの団体でルールに特徴があるようなのでその辺はこれから深堀していきます。
それではまた。阿加井秀樹
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